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小林製薬、北米のカイロ需要に対応、工場面積4.8倍に

2012年7月12日 (木)

拠点・施設小林製薬は11日、カイロを中心とした北米事業の拡大に向け、6億円を投じて生産工場の延床面積を4.8倍に拡充したと発表した。

 

米国ジョージア州ダルトンの用地2万5000平方メートルに、子会社「ヒートマックス社」の新工場が竣工する。新工場の建築敷地面積は2万5000平方メートルで現工場敷地面積の2.3倍、工場延床面積も5000平方メートルで現工場の4.8倍となる。新工場は8月に竣工する。

 

同社グループでは、海外事業に注力して2015年3月期売上高200億円を目指し、重点エリアとして北米、中国、東南アジアを位置づけている。06年にヒートマックス社を子会社化、ことし1月にはヒートマックス社がグラバー社を子会社化し、カイロを中心に、冷却シートなどを販売している。

 

防寒用カイロでは市場トップシェアを占めており、近年では治療用カイロでも業容を拡大していることから、ジョージア州ダルトンに新工場を竣工し、北米を中心とした需要拡大に対応する。