M&A小林製薬は5日、連結子会社のヒートマックス社が北米でカイロビジネスを拡大するため、グラバー社を買収し、完全子会社化したと発表した。
同社グループは、米国でカイロ、冷却シートなどを販売しており、ヒートマックス社は防寒用カイロで市場トップシェアを占めている。近年では治療用カイロで、自社ブランドだけでなくOEM供給も進め、独自のビジネスモデルを構築し、業容を拡大している。
グラバー社は大手防寒用カイロメーカーで、グラバーブランドのカイロなどを米国、カナダを中心にヒートマックス社とは異なるスポーツ・ハンティング用品店、スキー専門店などへ販売している。
ヒートマックス社がグラバー社を獲得することで、北米でのカイロビジネスの拡大が期待できると判断し、1日付で同社を買収、完全子会社化したもの。