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ひびき国際物流センターの屋根に敷き詰めた太陽光パネル（イメージ）
ロジスティクス大和ハウス工業と大和エネルギーは11日、メガソーラー事業を開始すると発表した。
第一弾として今月、北九州市の大和ハウス所有物流施設「ひびき国際物流センター」の屋根面に、九州地方で最大規模の総出力2MW（メガワット）のメガソーラー（大規模太陽光発電所）を建設し、10月から発電した電力を九州電力へ売電する。
同社は今後、自治体や企業等に企画から開発、工事、運営管理までワンストップサービスを提案し、今年度10MW、2014年度までに太陽光発電と風力発電を合わせて70MWの再生可能エネルギー発電事業に取り組む。また、小水力発電などの再生可能エネルギーの普及活動も積極化する。
主に、これまで建設してきた物流倉庫の屋根面や遊休地、未利用地にメガソーラーを計画し、発電事業を展開する。ひびき国際物流センターでは、屋根面2万3200平方メートルに、420世帯の年間消費電力量に相当する年間予想発電量200万キロワット時のメガソーラーを建設・運営・管理する。
発電事業者として九州電力に売電し、メガソーラーの建設工事の請け負うとともに、大和エネルギーに対して屋根貸し事業を行う。今月から開始された「再生可能エネルギー固定価格買い取り制度」を受け、ひびき国際物流センター太陽光発電所で発電する電力は、九州電力に全量売電することで年間8000万円の売電売上が得られると試算。10月から開始し、同制度が終了する20年後の2032年までに、16億円の売電売上を見込む。
■ひびき国際物流センターの概要
所在地：北九州市若松区響町3-1-5
敷地面積：3万8700平方メートル
建物延床面積：2万3900平方メートル
発電稼動時期：2012年10月
屋根面積：2万3200平方メートル
構造：平屋建て高床式鉄骨造
太陽光発電システム設置容量：2MW
太陽光発電モジュール：京セラ製多結晶シリコンセル（8244枚）
