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大塚倉庫・ケミファ、医薬品共同物流を全国で

2019年9月18日 (水)

メディカル大塚グループの物流を担う大塚倉庫(大阪市港区)と医薬品メーカーの日本ケミファ(東京都千代田区)は18日、業務提携により2017年から実施していた西日本エリアの共同物流を東日本にも拡大し、全国で共同物流を開始することを発表した。

両社の共同物流は、ジェネリック医薬品の物流量増加を受け、日本ケミファが在庫拠点を東日本物流センター(埼玉県春日部市)の1拠点から東西2拠点体制に移行するなかで、日本ケミファが西日本エリアの物流を大塚倉庫の医薬品物流プラットフォームに「乗せる」形で委託していた。
この取り組みで、医薬品流通の適正流通基準(GDPガイドライン)で求められる「輸送品質の向上」と「安定供給」に一定の成果をあげることができたことから、委託エリアを東日本にも拡大し、全国で共同物流を開始することを決めたという。

大塚倉庫は、医薬品、飲料・食品、日用品の3分野に特化した物流プラットフォームを用いて外部メーカーと共同物流を展開しており、同社の浜長一彦社長は「日本ケミファが共同プラットフォームに参画したことで、さらに医薬品の供給体制が強固になった。今後も医薬品物流の共同化を推進していく」と期待を寄せた。