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日中海運フォーラム、公正な競争など4点で連携確認

2019年9月19日 (木)

▲北京で行われたフォーラムの様子(出所:国交省)

国際国土交通省は19日、日本と中国の間で行われた「日中海運政策フォーラム」の6回目の開催結果を報告した。

北京で行われたフォーラムでは、海運・造船分野における保護主義的・市場歪曲的措置に対する懸念と公正な競争環境の確保、燃料油の品質確保や公正な競争環境を確保するための不正防止対策、採択されてから10年目となるシップ・リサイクル条約、温室効果ガス排出削減など環境分野の重要課題に対する合理的な対策の策定――の4点で日中間で連携して取り組むことを確認した。

このうち、日本が国際海事機関へ提案している燃費性能の悪い船舶の性能改善や新造船への代替を促す新制度について、中国は「温室効果ガス削減対策は科学的根拠に基づき慎重に行われるべきである」と主張する一方で「早急かつ効率的な成果を追求すべき」として、2023年までに効果的かつ合理的な対策を科学的かつ技術的見地に基づいた方法で慎重に策定するということで合意した。