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6年ぶり日中海運政策フォーラム、連携強化で一致

2018年8月7日 (火)

▲写真左:国交通運輸部水運局易副局長、写真右:国土交通省海事局水嶋局長(出所:国土交通省)

行政・団体国土交通省は7日、中国交通運輸部水運局と6年ぶりとなる「第5回日中海運政策フォーラム」を、1日に開催したと発表した。外航海運や安全・環境問題に対する対応など、海事分野の課題対応に向け、日中海事当局間の連携を強化していくことで一致した。

フォーラムでは、日中両国の外航海運政策として、近年のコンテナ船業界の動向や外航海運税制、自由で公正な国際海運市場の形成促進について、外航海運市場での公正な競争環境の維持の重要性について情報交換を実施。

安全・環境分野では、今世紀中の温室効果ガス(GHG)排出ゼロに向けた今後の更なる対策について意見交換を行い、国際海事機関(IMO)で両国が協力して取り組むことで一致。また、2020年からの舶用燃料油硫黄分0.5%規制に向けた対応や、昨年発効したバラスト水管理条約の実施について意見交換した。

さらに、シップ・リサイクル条約の発効が「船舶解体の適正な実施に重要である」という認識を共有するとともに、日本側より、中国による早期締結への期待を表明。日中の海陸複合一貫輸送の円滑化に向け、意見交換を行った。