荷主エステーは25日、国土交通省など3省が主導する「ホワイト物流」推進運動に賛同し、「自主行動宣言」を提出した、と発表した。
具体的な取り組みとして(1)物流の改善提案と協力(2)予約受付システムの導入(3)発荷主からの入荷情報などの事前提供(4)運転以外の作業部分の分離(5)リードタイムの延長(6)幹線の共同化推進――の6項目を挙げ、物流の効率化と「よりホワイトな労働環境の実現」に取り組む。
同社はこれまでも「エコシップマーク」や「エコレールマーク」の認定を受けるなど、環境負荷軽減を目的にモーダルシフトを推進してきた。現在では荷役作業の軽減やパレット化の推進など物流の効率化も進めてきていることから、今回の賛同表明を機により取り組みを強化していく。
同業他社では、サンスター、花王、小林製薬などが自主行動宣言を提出しており、サンスター・キユーピー・JPR・関光汽船の4社による共同輸送は、国交省から「大変画期的」として物流総合効率化法の認定を受けている。