ワコーパレット､オリックスへ全株式を譲渡

ロジスティクス物流機器の販売・レンタルを手掛けるワコーパレット（大阪府）は27日、オリックス（東京都港区）が同社に出資するかたちで発行済の全株式を譲渡したことを発表した。株式数、譲渡価額は非開示。

ワコーパレットはパレットやカゴ台車、ネスティングボックス、冷凍冷蔵コンテナなどの物流機器を専門に取り扱い、全国4事業所、自社保有の大型センター7拠点を含む、80か所に上る物流センターを展開。

オリックスは大型物流施設の開発・運営や、自動搬送ロボットなどの機器レンタル事業を通じて、全国の物流事業者との取引関係がある。ワコーパレットは今回の出資により、経営の独立性は維持しながらもオリックスが持つネットワークやノウハウを活用し、さらなる成長を見込む。

ワコーパレットは「新たな株主の下で、さらなる顧客満足度の向上と、物流業界の生産性向上に貢献する事業を展開」するとしている。

▲レンタルされる商品の一部（出所：ワコーパレット）