ロジスティクス警視庁とヤマト運輸は4日、10月11日から始まる「全国地域安全運動」に先立ち、地域・こどもの見守りや特殊詐欺被害防止などの取り組みを行う「地域安全に関する協定」を締結し、同日警視庁で締結式を、ヤマト運輸成城支店で出発式を行った。
この協定によってヤマト運輸は、集配中に犯罪の前兆となる異変を察知した際に警視庁に情報を共有するとともに、車両には「地域見守り活動実施中」のステッカーを貼付し、地域における見守りの目を増やす。また、営業所は「こども110番」のステッカーを掲示し、危険に遭遇したこどもの一時保護に役立てるほか、特殊詐欺防止の掲示物を設置し、広報活動に貢献するという。
ヤマトグループは、全国各地で高齢者の見守り支援や観光支援、産物の販路拡大などの地域活性化や課題解決に自治体(Government)と一緒になって取り組む「プロジェクトG」を推進しており、今回の協定はその一環として実現した。
締結式には、警視庁から生活安全部の青木樹哉部長ら4人とヤマト運輸から阿部珠樹常務執行役員ら4人が出席し、警視庁の「ピーポくん」とヤマト運輸の「クロネコ」「シロネコ」と共に記念撮影を行ったほか、出発式ではステッカーを貼付した配送トラックが白バイに先導されて営業所を出発した。