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全農物流、道産物流の要所・苫小牧に7000トン新倉庫

2019年11月7日 (木)

拠点・施設全農物流は7日、鉄道と船舶で北海道と本州を結ぶ物流の要所、苫小牧市に農産物などを保管する新倉庫「全農物流苫小牧倉庫」を竣工した、と発表した。

新倉庫は、JR貨物「苫小牧貨物駅」から車で2分、苫小牧西港から車で5分と、道内物流の重要輸送拠点に隣接。低温2区分と常温2区分をもつ3240平方メートルの平屋建て倉庫は、最大7000トンを収容可能で、コメ、大豆、テンサイ糖といった比較的日持ちする農産物や農産加工品を中心に保管する。

▲庫内の様子(出所:全農物流)

倉庫内には「遠隔確認システム」を導入し、温度・湿度を適切に管理しているほか、独自のバーコードによる倉庫管理システムを用いて誤出庫を抑制。積み降ろしにはパレットを使用して作業時間の短縮を図るなど、管理体制と業務効率化を徹底した。

同社は、「人手不足など物流手段の確保が厳しくなる中でも、さまざまな輸送モードを活用することで安定的な輸送と効率化の実現を目指す」としている。

全農物流苫小牧倉庫の概要
所在地:北海道苫小牧市一本松町15-112
アクセス(車):JR貨物苫小牧貨物駅から2分、苫小牧西港から5分、苫小牧東ICから20分、JR苫小牧駅から15分
構造・規模:鉄骨造・地上1階建
敷地面積:1万3200平方メートル
倉庫床面積:3240平方メートル
倉庫区分:4区分(低温810平方メートル×2、常温810平方メートル×2)
収容能力:最大7000トン