C&R、陸自のドローンを使用した演習に協力

調査・データクリーク・アンド・リバー（C＆R、東京都港区）は13日、ドローン開発会社サイトテック（山梨県身延町）と共同で、大矢野原演習所（熊本県山都町）の陸上自衛隊演習に協力したことを発表した。

同社は、大型UAV（無人航空機）の操作教育と整備・運用に関する技術支援で演習に参加。演習はドローンの運用研究を行っている陸上自衛隊北部方面隊、第2師団（北海道旭川市）によって行われ、50キロまでの重量物を運搬可能なサイトテック製の大型ドローン「KATANA1750」を使用して（1）重量20キロの物品を1キロ先まで自律飛行で運び、指定ポイントで降ろし、再び自律飛行で戻ってくる（2）300メートル先へ有線ケーブルを引く（3）上空100メートルからのビラの散布（4）高度と距離を変えて通信接続試験など――を行った。

同社は、「大型ドローンで重量20キロの物資を指定ポイントで降ろし、往復2キロを自律飛行するという国内初の実験に成功した。今後もドローンの社会活用を積極的に提案していく」としている。