サービス・商品ANAホールディングスは13日、福岡市西区の「玄界島」でドローンを用いた目視外飛行を検証すると発表した。自律制御システム研究所と共同で、NTTドコモ、福岡市の協力を得ながら「ANA仕様」のACSL社製ドローン(PF-1)に「0.9キロ以下の荷物」を積載して飛行させる。
ドローンは海上から60メートルの高度を飛行し、玄界島と唐泊港を往復。海上で補助者なしの目視外飛行を行うのは国内初の事例となる。
検証でANAはドローンの運航管理を行い、自律制御システム研究所が機体の提供、福岡市が検証地域、関係者との調整を担う。ドコモはドローンを飛行させる際のLTEネットワーク「docomosky」(ドコモスカイ)の運航支援基盤を用いて「上空の電波状況を考慮した運航計画」の策定を支援する。