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NEXCO東・ドコモ、AI活用で渋滞予測精度を大幅改善

2019年12月19日 (木)

サービス・商品東日本高速道路(NEXCO東日本)とNTTドコモは18日、東京湾アクアラインで実証実験中の「AI渋滞予知」を12月20日から関越自動車道に適用し、同日14時からNEXCO東日本のウェブサイト「ドラぷら」で予測所要時間と予測交通需要を配信する、と発表した。

「AI渋滞予知」を提供するのは、関越道で最も多くの渋滞が発生する上り線の「沼田インターチェンジ」―「練馬インターチェンジ」間で、利用者は選択した始点と終点に応じた予測所要時間と予測交通需要を知ることができる。

NEXCO東日本は、今夏に実施した東京湾アクアラインの実証実験でウェブアンケートを実施し、90%以上の利用者から継続利用の意向を確認。展開先として最も要望が多かった関越道で実証実験を開始することを決定した。

今回の実験では、東京湾アクアラインで使用した「AI渋滞予知」の技術を拡張し、(1)季節・天候により変化する実際の人出に基づく交通需要予測(2)各地点の交通需要の違いを考慮した所要時間予測――の2つの要素を追加。これを用いて関越道の過去の渋滞予測を見直したところ、従来の渋滞予測(渋滞予報カレンダー)と比べて、予測との誤差が30分以上となる日が5分の1に改善されたという。

同社は、「出発時間の調整や立ち寄り場所の追加、乗降インターチェンジの変更など、渋滞回避に向けた利用に役立ててほしい」とコメントしている。

▲利用イメージ(出所:NEXCO東日本)