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NEXCO中日本、東名高速でAI渋滞予測を実証

2021年10月18日 (月)

(出所:NEXCO中日本)

環境・CSR中日本高速道路(NEXCO中日本、名古屋市中区)東京支社とNTTドコモは15日、東名高速道路の御殿場ジャンクション(JCT)・東京インターチェンジ(IC)間の上り線で、AI(人工知能)による交通渋滞予測の実証実験を開始したと発表した。予測結果は、15日からNEXCO中日本の特設ウェブサイト「東名の渋滞予測 TODAY」で提供する。物流事業者が輸送トラックの運行スケジュールを作成する場合の参考資料としても活用できそうだ。

東名の渋滞予測 TODAYは、ドコモが開発した「AI渋滞予知」機能を用いて、その日の午前中における神奈川県、静岡県、山梨県周辺の人出の程度に基づき、東名の御殿場JCT~東京ICの上り線(東京方面)の各区間における当日の14時から24時までの所要時間を予測した結果を提供する。

AI渋滞予知は、携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成される「モバイル空間統計」のリアルタイム版と、NEXCO中日本が保有する過去の渋滞実績と規制情報をもとに予測モデルを構築する。実際の各地の人出状況をもとに渋滞を予測しているため、昨今の新型コロナウイルス感染症に伴う外出の自粛による人出の変化や、天候などによる影響を考慮した予測が可能という。