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物流コスト総額3%増・売上比率は前年並み、JILS調べ

2019年12月27日 (金)

調査・データ日本ロジスティクスシステム協会(JILS)が12月26日に発表した物流コスト調査報告書(速報、有効回答219社)によると、219社の売上高に占める物流コストの平均比率は4.91%で、前年度調査(有効回答217社)から0.04ポイント減少した一方、2年連続で回答した148社の平均比率は4.74ポイントで前年度から0.07ポイント上昇した。

連続回答した148社の売上高総額は64兆5918億円で2%減少したものの、物流コストの総額は2兆2625億円で3%上昇したことから、売上高物流コスト比率が0.07ポイント上昇している。

業種別では、製造業(102社)の上昇が最も大きく、0.09ポイントの上昇。小売業(12社)は0.1ポイント下降した。

▲(出所:JILS)

値上げ要請の有無については、203社が回答。93.1%が「要請を受けた」と回答しており、要請されたコストの種類(複数回答)については、184社が「輸送費」、92社が「荷役費」、61社が「保管費」、60社が「包装費」、24社が「物流管理費」――と回答した。

値上げ要請の応否については、要請があった189社のうち、95.4%にあたる173社が「応じた」と回答した。

▲(出所:JILS)