調査・データ日本ロジスティクスシステム協会(JILS)が主な荷主企業に行った「2021年度物流コスト調査」の結果によると、売上高に占める物流コストの割合は全業種平均で前年度比0.32ポイント増の5.70%となり、過去20年で最高の比率となった。5%台は2年連続で、物流費の上昇が数字で裏付けられた。
JILSが4月28日に発表した。調査は2021年7月から12月にかけてアンケート方式で行い、計195社から有効回答を得た。
回答企業(169社)のうち66.9%(113社)が、物流事業者から値上げ要請を受けた(前年度からは16.1ポイント減)。それらのうち86.7%(98社)が要請に応じている(前年度からは9.1ポイント減)。
売上高物流コスト比は、20年度調査で5.38%と14年ぶりの5%を記録していた。