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帝国データバンク調べ

人手不足倒産、7年累計で道路貨物ダントツ74件

2020年1月9日 (木)

調査・データ帝国データバンクが9日に発表した「人手不足倒産」の動向調査によると、2019年1月から12月の人手不足倒産は185件(前年比20.9%増)発生。4年連続で過去最多を更新した。

業種細分類別では、「道路貨物運送」が28件(21.7%増)と増加傾向にあり、調査を開始した2013年以降の累計では74件で2番目の「木造建築工事」に大差をつけている。

帝国データバンクは今後の見通しについて、「人手不足感の強い建設業や運送業では、時間外労働の上限規制について5年間の猶予が設けられており、労働条件や職場環境の改善が進む企業との格差がさらに広がる可能性もある。高齢化によりベテラン社員の退職などが進むなか、好条件での従業員確保が困難な小規模企業を中心に、さらなる人手不足倒産の発生も懸念される」とまとめた。

▲(出所:帝国データバンク)