ロジスティクス「引越し難民ゼロ」を目標に全国の引越会社50社が集まった「引越し難民ゼロプロジェクト」の発足式が22日、都内で行われた。
このプロジェクトは、希望する時期に引越しができない、いわゆる「引越難民」と、引越し業者の「空き荷台」「転居手続きミス」の3つをゼロにすることを目標に掲げて発足したが、その発足式では具体的な解決策や今後の予定については語られず、現状分析を共有するに留まった。
アップル引越しセンターの田中康貴氏は、引越し業界の置かれている現状について(1)宅配業への転職・転業の増加(2)働き方改革の推進による業務形態の変化(3)若年層の免許取得率低下と有効求人倍率の増加――などが背景にあると分析。
会場内の参画企業からは「引越し時間の指定をしない『フリータイム便』をうまく使ってほしい」など、利用者に理解を求める声が上がっていた。