西部ガスがISOタンクコンテナでLNG出荷、北九州市

ロジスティクス西部ガスは27日、ジャスダエナジーテクノロジー社（上海）向けに、北九州市若松区の「ひびきLNG基地」からISOタンクコンテナ（18トン積）を利用した液化天然ガス（LNG）のトライアル出荷を実施した、と発表した。

今回のトライアル出荷では、「ひびきLNG基地」でLNG270トンをコンテナ15個に充てんし、トレーラーで北九州港に輸送。コンテナターミナルで一時貯蔵した後に、定期コンテナ船に積み替えて上海港へ海上輸送した。海外向けにコンテナで一度に輸送したLNG出荷量としては国内最大規模だという。

中国は、環境対策として石油・石炭からLNGへの燃料転換が進んでおり、パイプラインが整備されていない内陸部などにLNGを供給できる専用タンクコンテナでの輸送需要が高まっている。同社は、今回のトライアルで出荷手順と安全性を検証し、今後は同事業の拡大を目指す。