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キリンGロジ、20年度は「我慢の年」・減益目標提示

2020年2月3日 (月)

▲戸叶弘社長

フードキリングループロジスティクスは1月31日、「2020年事業計画説明会」を都内で開催し、同社の戸叶弘社長は2020年度を「我慢の年」と表現した。

同社は20年度の定量目標として、連結で売上高755億円(前年度比14億増)、営業利益3.7億円(4.9億円減)、営業利益率0.5%(0.7ポイント減)、単社・外販で売上高181億円(5億円減)、営業利益1.7億円(2億円減)、営業利益率0.9%(1.1ポイント減)と、連結業績で増収減益の目標を設定。営業利益が大きく減少していることについて戸叶社長は、「昨年度5か所を立ち上げた拠点ネットワークの増強、既存拠点の能力の増強による設備投資のほか、外注費の圧迫によるもの」だと説明した。

2019年度にスタートした「3か年中期経営計画」の2年目にあたることしは、中計の基本戦略課題である「運びきる力の向上」「持続的安定的な成長のための貨物の獲得」「個人・組織能力の向上」の3点に継続して取り組む。具体的には、既存地点の保管能力・荷さばき能力の増強のほか、九州・沖縄以外の拠点ネットワーク整備を順次実施する。

「ホワイト物流」への取り組みとしては、同業他社とのビールパレット共用、三菱食品との「ユニット検品」(事前出荷情報連携)のほか、配車管理・事前受付・構内誘導を一貫したシステムの構築に取り組んでいる。