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エミレーツ航空、9月から関西-ドバイ貨物便を開始

2012年8月16日 (木)

メディカルエミレーツ航空(アラブ首長国連邦)貨物部門のエミレーツ・スカイカーゴは9月7日から、関西国際空港とドバイ間に貨物便を就航する。

 

関空とドバイ間を結ぶ貨物便は週1便の運航で、ドバイ発関空経由インチョン(韓国)行きのEK9891便は、毎週木曜日午後10時30分にドバイを出発し、翌日金曜日の午後0時40分に関空に到着、その後、関空を同日午後2時40分に出発し、インチョン空港に午後4時10分に到着する。

 

インチョンからドバイ行きのEK9892便は、インチョン空港を金曜日午後6時15分に出発し、ドバイに同日午後10時45分に到着する。使用機種はボーイング777-F型機で、積載可能貨物は約100トン。

 

就航する貨物専用機は、これまで旅客機の機体下部貨物室での輸送では積載不可能だった高さ160センチメートルから3メートルまでの背高の貨物を輸送することが可能になる。さらに20フィートパレットを使用すると、長さ約6メートル、最大重量約20トンまでの貨物の積載が可能になり、輸送力が大幅に強化される。

 

日本からは、これまで輸送していた自動車部品、電気製品、医療機器、機器類に加え、石油やLPガス、液化天然ガス関連企業が中東プラントで使用する大型パイプやローターなどの大型設備物資、毎年3月にドバイで開催される世界最大級の競馬の祭典ドバイワールドカップに出走する競争馬などの動物輸送、レーシングカーや大型車両、大型重機、大型で大重量の設備がドバイ向けやドバイを経由して中東、アフリカ、欧州、南米、北米、インド、パキスタン諸国へ向けて輸出される。

 

輸入品は、アフリカや欧州からの切り花、マグロやサーモンなどの鮮魚、欧州からの医薬品や機械類、インドやブラジルからの衣料品が大量に輸入される見通し。