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東京・大阪への輸送増見込む

エミレーツ貨物部門、9月1日からイラン発着拡大

2015年8月31日 (月)

ロジスティクスエミレーツ貨物部門、9月1日からイラン発着拡大エミレーツ航空(アラブ首長国連邦・ドバイ)の貨物部門「エミレーツ・スカイカーゴ」は9月1日、エミレーツ航空が開始するドバイ-イラン・マシュハド直行便のデイリー運航に合わせ、イランへの貨物輸送を拡大する。

マシュハドはテヘランに続くイラン2都市目のエミレーツ就航地で、ドバイーマシュハド路線の運航はエアバスA330-200型機で週5便とする計画。同路線の開設に伴い、イラン-UAE間の貨物輸送能力は週150トンを超える。

イランからの主な輸出貨物はフルーツ、野菜、カーペット、サフラン、ナッツ、家庭用品で、主な輸出先はドバイやクウェート、リヤド、バーレーンのほか、東京や大阪、メルボルン、シドニー、ロサンゼルスとなっている。

イランへの輸入貨物は肉、医薬品、医療機器、機械・自動車部品が主で、主要輸入元はUAE、香港、ソウル、上海、ムンバイ、フランクフルト、バーゼル。

エミレーツ航空は1990年3月のテヘラン就航以来、イランでの貨物・旅客輸送サービスを継続展開しており、14年に同国発着路線で輸送した貨物量は1万7500トン以上、旅客数は50万人以上に上る。

ドバイーマシュハド路線は週5便での運航を予定しており、ドバイ発マシュハド行きの往路便EK967便は、日・月・火・水・金曜の4時10分にドバイ国際空港を出発し、7時にマシュハド国際空港に到着する。マシュハド発ドバイ行きの復路便EK968便は、8時45分にマシュハド国際空港を出発し、10時45分にドバイ国際空港に到着する。

エミレーツ・スカイカーゴは現在、エミレーツが保有する221機のワイドボディ型旅客機の機体下部貨物室を利用して貨物を輸送しているほか、ボーイング777F型機12機とボーイング747-400ERF型機2機の合計14機の貨物専用機を保有。

貨物専用機をドバイ・ワールド・セントラル(DWC)にあるアル・マクトゥーム国際空港の貨物ターミナルから世界50か所以上の就航地に運航している。