ロジスティクスヒガシトゥエンティワンは13日、同社のオフィスサービス事業を分割し、4月1日に設立する100%出資の新会社「ヒガシオフィスサービス」(東京都港区)に承継すると発表した。
新会社は、オフィス移転に関する企画・立案・移転・引越し業務とその他の付帯サービスを提供する会社で、10月1日に業務を開始。同社の田口宗勝常務執行役は取材に対し、新会社設立の理由を次のように説明した。

▲六本木ヒルズ
同社は2017年5月に、管内物流業務を分割して「FMサポート21」(東京都港区)を設立しており、ここでオフィスサービス独自の従業員制度が事業の成長につながることを実証できたため、同社が「戦略事業」と位置づけるオフィス移転業務の分割に踏み切ったという。
同社のオフィス移転業務は、運送事業の売上高161億円(2019年3月期)のうち、44億円を占める主力事業。「六本木ヒルズ」「グランフロント大阪」などのオフィス移転を手掛け、売上高と営業利益で運送事業をけん引している存在だけに、10月以降の事業展開に注目が集まる。