NCA運航乗務員に感染者3人、航空機･事務所を消毒

ロジスティクス日本貨物航空（NCA）は20日、同社の運航乗務員3人が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

17日に日本人乗務員1人（30代男性）の感染を確認。19日に同男性の濃厚接触者として経過観察中だった乗務員5人のうち外国人2人（50代男性、30代男性）に感染が確認された。

3人は、発症前14日以内に「成田－アムステルダム－ミラノ－成田便」に乗務しており、20日現在で日本人の容態は安定、外国人2人の容態は良好だが微熱がある。

同社は、同便に乗務していた残る3人を宿泊施設で経過観察とし、航空機と事務所の消毒を実施。貨物専用便のため一般の乗客はおらず、乗務員が搭載貨物に直接接触することはないという。

運航への影響については「今後感染の拡大が確認された場合には影響が出るかもしれないが、現時点で欠員による運航への支障はない。万一支障が出る場合には、顧客に営業担当から直接説明する」としている。

これで、23日9時までに明らかになった物流関係の感染者は9人となった。