拠点・施設霞ヶ関キャピタル(東京都千代田区)は28日、神奈川県厚木市で同社初となるドライ自動倉庫の開発プロジェクトを始動したと発表した。同社が用地のソーシングや企画を手がけた物流施設開発用地を、同日付でドライテック厚木特定目的会社に売却した。売却後もプロジェクトマネジメントとアセットマネジメント業務を受託し、開発に継続して関与する。
同社は2020年から冷凍冷蔵倉庫の開発を進め、建物、自動化設備、システムを一体で設計する冷凍自動倉庫にも取り組んできた。今回、そのノウハウを常温のドライ物流領域に展開する。荷主が自ら大規模な自動化設備を保有するのではなく、自動化設備を組み込んだ物流施設として提供するモデルを想定している。
計画では、入庫、保管、搬送、ピッキング、出庫まで一連の庫内作業の自動化を進める。飲料や紙製品など重量物を扱うオペレーションも対象とし、省人化や生産性向上を図る。建物とマテハン設備、システムを一体で設計することで、特定の荷主や商材に過度に依存しない施設仕様を目指す。
将来的にはフィジカルAIを活用し、庫内の状況や荷姿をAI(人工知能)が認識してロボットや設備を制御する仕組みも検討する。自動化設備による在庫管理のデジタル化を進め、複数施設をネットワーク化する構想も掲げる。
同社は今回の厚木案件を、ドライ領域で「自動化設備を標準装備した物流施設」を展開する第1号案件と位置付ける。将来的な庫内作業の完全無人化や、物流施設を設備とシステムを組み合わせた「装置産業」として運用するモデルの構築を目指す。
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