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中国クイックコマース利用83%、日常消費へ浸透

2026年8月28日 (金)

調査・データ消費者調査会社のニールセンIQ(NIQ、米国)は27日、世界のコマース動向を分析したレポート「The Commerce Revolution: Where East Meets West」を公表し、中国の消費者の83%がクイックコマースを利用しているとの調査結果を明らかにした。インドも82%に達し、世界平均の48%を大きく上回った。欧州は34%、北米は3%にとどまり、即時配送の普及度には地域差が鮮明となった。

中国のクイックコマース市場は2026年に1兆元を超えると見込まれている。急速な配送需要を支える物流基盤も拡大しており、中国の2025年の宅配便取扱個数は1990億個と、前年比14%近く増加した。

インドでも成長が続く。25年第4四半期のクイックコマース市場は前年同期比68%増となり、専用物流拠点のダークストアは5000か所を超える見通し。1店舗当たり1日最大1800件を処理するケースもあるという。利用目的についても、必要な商品を少量追加購入する「買い足し」から、日常の食品や生活用品をまとめて購入する用途へ広がりつつあり、リピート購入や注文単価も上昇している。

一方、NIQは配送スピードや販路の拡大が、そのまま収益性につながるわけではないと指摘する。関連するソーシャルコマースでは、ブランド企業が平均27.4%の予算を投じている一方、58%が投資1ドル当たりのリターンを1ドル未満と回答した。

同社は、商品発見から注文、配送までが個別のチャネルではなく、一体の購買体験として結びつき始めていると分析する。クイックコマースの拡大に伴い、小売・メーカーには品ぞろえや価格だけでなく、需要地に近い在庫配置や配送能力を含めた物流設計が求められることになりそうだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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