フード日本テトラパック(東京都港区)と熊本県酪農業協同組合連合会は28日、沖縄県竹富町で、チルド牛乳と常温で長期保存できるロングライフ牛乳を組み合わせた学校給食向けローリングストックの実証実験を27日に開始したと発表した。船便の欠航などによる離島物流の停滞に備え、給食用牛乳の安定供給と地域の防災備蓄強化を目指す。
竹富町は西表島など9つの有人島と7つの無人島で構成され、学校給食用のチルド牛乳は主に船便で供給されている。台風や時化による欠航の影響を受けやすく、2025年9月から26年2月までの6か月間では、波照間島で30日、鳩間島で105日の欠航が発生した。

▲ロングライフ牛乳寄贈式の様子(出所:日本テトラパック)
実証では、通常時はチルド牛乳を使用しながら、ロングライフ牛乳を一定量備蓄する。船舶の欠航などでチルド牛乳の供給が滞った場合は給食に使用し、物流停滞時や災害時には町民向けの備蓄食料としても活用する。賞味期限が近づいた製品は給食や自治体施設などで消費し、使用した分を補充することで、食品ロスを抑えながら備蓄を維持する。
日本テトラパックは、らくのうマザーズの「大阿蘇牛乳」200ミリリットル入り計7560本を竹富町に寄贈する。2520本ずつ3回に分けて輸送する予定で、各島への輸送費はらくのうマザーズが負担する。
実証期間は2027年2月中旬までを予定し、竹富町内の全小・中学校12校を対象とする。備蓄拠点は各学校、学校給食調理場、竹富町役場。在庫運用や賞味期限管理の効率、現場の作業負荷、在庫配置の適正数、欠航時の給食利用状況、物流停滞・災害時の備蓄活用状況などを検証する。
日本テトラパックによると、2026年8月時点で、学校給食においてチルド牛乳と予備在庫用のロングライフ牛乳を併用したローリングストック運用の実証は全国初という。平時の給食運用と非常時の備蓄を組み合わせたモデルの有効性を検証し、離島における食料供給と防災備蓄の両立につなげる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。




























