国際日本貨物航空(NCA)は23日、取材に対し中国向け臨時貨物便の運航を検討していることを明らかにした。
同社の広報担当者は「香港・上海を中心とする航空貨物需要が高まっており、顧客から引き合いも多い。定期便運航に支障が出ないことを前提として、3月中に14便の臨時貨物便運航を検討している」と話した。
日中間の物流停滞による航空需要増と旅客便運休・減便を背景に同社への引き合いが増加していることから、23日時点で決定している事実はないが、臨時便運航を前向きに検討しているという。
3月に入りANAカーゴとJALカーゴは、臨時貨物便や貨物チャーター便の運航・販売を実施。NCAはこれまで定期便運航のみとしていたが、足元の需要増加に対応する形で臨時便の検討に入った。