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商船三井、新型肺炎など市況低迷で特損159億円計上

2020年3月24日 (火)

財務・人事商船三井は24日、連結子会社のMOLブリッジファイナンスS.A社(パナマ)と持分法適用関連会社のオーシャンネットワークエクスプレス(ONE、シンガポール)に関して、計1億4600万ドル(約159億円)の特別損失を2020年3月期に計上する、と発表した。

MOLブリッジファイナンスS.A社に関しては、バルカー船の保有・運航を手掛けるギアバルクホールディングスに対する貸付金が一部回収できない可能性があることから、7100万ドル(約76億円)の特別損失を計上。新型コロナウイルスの影響などにより市況低迷が想定以上に継続したことから、貸付先の業績回復が遅れ、回収が困難な見通しとなった。

ONEに関しては、2018年3月期決算で当時の損失見込額を事業再編関連損失として計上していたが、見積りの前提となる船隊の貸船料と費用の最新動向を反映した結果、追加の損失発生が見込まれることから、7500万ドル(約81億円)の事業再編関連損失を特別損失として計上する。