国際山九は3月31日、アフリカ地域との貿易を手掛けるスタンデージ(東京都港区)と、出資を含めた業務提携を進めていくことで合意し、4月1日から国際小口輸送サービスでナイジェリア向け輸出業務サポートを開始する、と発表した。
アフリカ向けの輸出では、商品の紛失トラブルと貿易取引の高額な手数料が課題となっていることから、新サービスでは山九の物流ネットワークと貨物追跡情報に加え、スタンデージのナイジェリア法人が現地配送サポートを行うことで、商品紛失に関する課題を解決する。
また、高額な手数料に向けては、スタンデージのブロックチェーン技術を用いた貿易決済プラットフォームを活用し、銀行を介さない物流費用の電子通貨決済サービスを構築することでこれを解決する。
スタンデージは2017年3月に設立した会社で、ブロックチェーン・電子通貨の技術を応用したデジタル金庫を開発し、中小企業支援を中心に貿易プラットフォームを提供している。