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倉庫の期待利回り、下限値が過去最低に、CBRE調べ

2012年8月27日 (月)

ロジスティクスシービーアールイー(CBRE、東京都港区)は27日、「不動産投資に関するアンケート」の最新調査結果の一部を発表した。

 

東京主要部のオフィス、賃貸マンション、商業、ホテル、倉庫の期待利回り(NOIベース)は、前回(4月調査時)と比べ、賃貸マンション、ホテル、倉庫で10-20bps低下した。倉庫は下限値が20bps低下し、3期連続で調査を開始した2009年1月以降の最低値を更新した。

 

概ね横ばいに推移していた大阪と愛知の倉庫(マルチテナント)の下限値が、30bps低下。大阪の倉庫下限値は6.5%、愛知の倉庫下限値は6.7%となり、それぞれの地域のオフィスの期待利回りと比べた差が、+10-20bpsという水準まで縮まった。

 

首都圏の大型物流施設の「不動産取引量」「売買取引価格」「賃料」「空室率」「期待利回り」「金融機関の貸出態度」「投融資取組スタンス」の各項目について尋ねた設問の回答結果をDIとして集計した指数は、マルチ、シングルテナント型で「最近(回答時点)」の「不動産取引量」と「金融機関の貸出態度」の改善を示すDIが、前期と比べ10-20ポイント上昇した。

 

CBREでは「今後、具体的な売買取引が多く見込まれていることや、高稼働を背景とした収益性の安定などを好感した投資家が増えたことが考えられる」と分析している。

 

■詳細は下記URLを参照。
http://www.cbre.co.jp/JP/Research_Center/InvestmentSurvey/CBREQuarterlySurvey/CBREQuarterlySurvey%20Vol.36%E5%85%AC%E8%A1%A8%E7%89%88JP.pdf