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CBRE調べ、倉庫の期待利回り、低下トレンド拡大

2010年9月1日 (水)

話題東京湾岸エリアにおける倉庫部門のNOI利回り推移(出典:シービー・リチャードエリス)シービー・リチャードエリス(CBRE)が8月31日に公表した「不動産投資に関するアンケート」の調査結果によると、東京主要エリアで「倉庫」の期待利回りが30ベーシスポイント(bps=0.01%)低下し、前期からの低下基調が拡大していることが分かった。

 

調査はCBREの関連会社「シービー・リチャードエリス総合研究所」が7月、東京主要エリアの倉庫、オフィス、賃貸マンション、商業、ホテル――の5セクターについて、不動産投資に関わる163社170人を対象にアンケートを実施、106件の回答を得て集計したもの。

 

今回調査では全セクターの期待利回りが低下し、倉庫の低下幅が最も大きくなった一方、「遅くともことし1月までには全セクターでピークを打ったといえる状況が改めて確認された」と分析。

 

リーマンショック前の2008年7月調査から各セクターのピーク時までの上げ幅と、ピーク時から今回までの下げ幅を比較した「戻り率」では、倉庫とホテルで今期の利回り低下が影響し、20%の戻り率を示した。