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商船三井、アジア初・洋上風力発電の保守専用船

2020年4月17日 (金)

▲SOVのイメージ(出所:商船三井)

ロジスティクス商船三井は17日、大統海運(タ・トン・マリン)との合弁会社である大三商航運(タ・サン・シャン・マリン)を通じ、オルステッド台湾と洋上風力発電のメンテナンス支援専用船(SOV)の定期貸船契約を締結、併せて、大三商航運が造船会社のヴァルド・シンガポールと同船の造船契約を締結したことを発表した。

同船はベトナムの造船所で2022年上半期に竣工する予定で、その後、オルステッド社が台湾・台中沖で開発を進める「大彰化洋上風力発電所」向けのメンテナンス支援業務に15年間従事する。

SOVは、洋上風力発電所のメンテナンス技術者を複数の洋上風車に派遣するために設計された専用船で、船内には多数の宿泊設備とフィットネス施設などが設置され、風車との距離を常時安全に保つ装置などが搭載される。

▲大彰化洋上風力発電所の所在地(出所:商船三井)

新造SOVの概要
船籍:台湾
全長:84.4メートル
全幅:19.5メートル
計画喫水:5.6メートル
最大乗船人員:90人