ロジスティクス日本郵便は21日、クラスターとみられる多数の感染者が発生した福島県二本松市の「二本松郵便局」について、22日午前から業務を再開することを発表した。
同郵便局は、1例目が確認された4月7日から業務を休止し、全社員122人を自宅待機としたが、20日までに9人の感染者が確認された。
業務再開にあたっては、社員全員を14日間の自宅待機とした上で、症状がないことを確認。業務休止前の窓口業務と配達業務で、利用者への感染に結びつく対応はなかったことが保健所と確認できているという。
今後は、健康管理者の増員、局内のレイアウト変更、出勤時間の分散、ビニールカーテンの設置――などの対策を行い、早期の業務正常化を目指すが、20日時点で16.9万通(個)の郵便物が未配達となっており、正常化までは数日かかる見通し。近隣の郵便局の応援でも配達しきれなかった速達183通・書留2304通・ゆうパック658個から優先的に配達する。