国内自動運転支援の高性能センサーを提供する米・ベロダインライダーは26日、航空貨物の輸送などに使用される自動運転トーイングトラクター「トラクトイージー」(TLD社)に同社のセンサーが採用され、3年間の契約を締結したことを発表した。
「トラクトイージー」は、成田国際空港と日本航空(JAL)の実証実験にも使用されたトーイングトラクターで、アプリや倉庫管理システムと連携して最大25トンの貨物を最高時速25キロでけん引可能。空港や物流拠点、工場などで活用が検討されている。
ベロダインライダーは同製品の自動運行に必要な障害物検知のセンサーを提供しており、TLD社のニコラスベリン欧州CEOは「ベロダインのレーダー技術は当社のトラクターを強化し、さまざまな環境で安全に運行するのを支援している」と評価。「トラクトイージー」は前方100メートル・側方40メートルの障害物を検知することができる。
■トラクトイージーの紹介動画