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西商運輸に事業停止、酒気帯び端緒に18件違反

2020年5月1日 (金)

行政・団体四国運輸局は1日、愛媛県東温市の西商運輸・本社営業所に対し、7日間の事業停止と延べ244日の車両停止の行政処分を行った、と発表した。

同社は酒気帯び運転を端緒に昨年5月に監査を受け、乗務時間や健康状態の把握など、合わせて18件の貨物自動車運送事業法違反が発覚。これにより違反点数37点が付され、累計違反点数が50点となったことから、今回の処分に至った。

事業停止期間は5月1日から5月7日まで。車両停止は9台に対し5月8日から延べ244日間。

認可が必要な営業所の設置位置について認可を受けていなかったほか、運転者の過労防止措置が不適切で所定拘束時間、連続運転時間の限度を超え、休息期間も十分確保されない状態で乗務していたドライバーがいたことを確認。酒気帯び状態のドライバーを事業用車両に乗務させていたケースもあった。

さらに、運転者の健康状態を確実に把握せず、新たに雇用した運転者や高齢運転者向けの法定適性診断も受診させていなかったという。