財務・人事共栄タンカーが12日に発表した2020年3月期の連結決算は、売上高125億500万円(前期比6.7%減)、営業利益15億5600万円(6.9%減)だった。
市況が高騰する局面もあった大型タンカー市場にVLCC2隻を追加したものの、18年度に3隻、19年度に1隻を売却したことが影響し、売上高は前年比マイナス。シンガポール進出に伴う一般管理費の増加などで営業利益も減少した。
今期は、11月に長期用船契約に投入するVLCC1隻を取得するが、新型コロナウイルスの影響で9隻の入渠期間が伸びることも想定し、売上高120億円(4%減)、営業利益9億円(42.2%減)、経常利益4億円(60.9%減)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/通期 [前年同期比] | 20/3/3Q [前年同期比] | 20/3/中間 [前年同期比] | 20/3/1Q [前年同期比] | |
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売上高 | 12,505 [-6.7%] | 8,927 [-15.1%] | 5,869 [-18%] | 2,867 [-21.6%] |
営業利益 | 1,556 [-6.9%] | 1,173 [-13.8%] | 909 [-1.4%] | 477 [3.5%] |
最終利益 | 2,099 [84.6%] | 525 [-62.5%] | 440 [-9.8%] | 278 [124.2%] |
売上高営業利益率 | 12.4% | 13.1% | 15.5% | 16.6% |