拠点・施設スクロール(浜松市中区)は8日、茨城県つくばみらい市に大型物流センター「SLCみらい」を新設したと発表した。同社が関東に物流拠点を設けるのは初めて。
東海、関西の現行拠点に首都圏エリアを加えることで、3大都市圏を結ぶ物流ネットワークを構築。拠点の配送連携と24時間・365日稼働、国内・海外を結ぶ「最速入出荷フロー」を作り上げ、EC通販のジャスト・イン・タイム体制を目指す。
新拠点では、ストックエリアで保管効率を高めつつ、配送リードタイムを最短化するための当日入出荷クロスドックエリアを配置。EC受注問い合わせ処理、コールセンター機能を持たせたインテリジェントエリアも設け、定量データの管理・分析、画像分析による最適導線などのマーケティング機能・化粧品製造、ささげ(撮影、採寸、原稿作成)機能などを持たせる。
今後は東海エリア3拠点(SLC浜松西、SLC浜松、SLC磐田)、関西エリア1拠点(SLC関西)のシステム連携を図るほか、決済サービス、BPOセンター、越境EC支援などのサービスを提供する考え。
■新物流センターの概要
名称:スクロールロジスティクスセンターみらい「SLCみらい」
所在地:茨城県つくばみらい市紫峰ヶ丘3-36-1
敷地面積:1万4976平方メートル(4530坪)
延床面積:3万平方メートル(9000坪相当)
規模・構造:地上5階建て、鉄骨造
投資額:60億円(建設用地、建物、物流設備など)
稼働時期:2020年5月20日