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リンコー、貨物量減少で伸び悩み営業益36%減

2020年5月15日 (金)

ロジスティクスリンコーコーポレーションが15日に発表した2020年3月期連結決算は、事業基盤を置く新潟港の貨物取扱量が減少し運輸部門の収益が伸び悩んだことで、売上高は4.7%の減収(前期比)、営業利益も36.8%減の4億9700万円となった。

船内荷役の取扱量は626万トン(0.9%増)と微増し、19年9月に稼働した新倉庫が寄与して倉庫収入も増加したが、コンテナ貨物の輸出作業が伸び悩み、新型コロナウイルスの影響で中国の物流が一時的に停滞、一部主要貨物の取り扱いも減少した。コスト面は新倉庫の稼働に伴い経費、減価償却費、人手不足を補う業務委託費が増加したため、56.5%の部門減益となった。

今期は新型コロナウイルスの影響を見積もることが困難だとして、業績予想の公表を見合わせている。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高16,803 [-4.7%]13,031 [-3%]8,840 [0%]4,409 [3.2%]
営業利益497 [-36.8%]533 [-25.1%]282 [-36.9%]151 [-38.4%]
最終利益99 [-82.5%]374 [-29.4%]204 [-39.1%]130 [-35%]
売上高営業利益率3.0%4.1%3.2%3.4%