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明治海運、タンカー2隻新規稼働などで増収確保

2020年5月15日 (金)

財務・人事明治海運が15日に発表した2020年3月期の連結決算は、前期に竣工・取得した船舶と今期に稼働した2隻のタンカーが業績に寄与し、売上高438億8100万円(前期比3%増)、営業利益54億4400万円(10.5%増)、経常利益47億円(7.4%増)の増収増益となった。

大型タンカー市況は、昨秋にかけて記録的な高水準まで上昇したが、新型コロナウイルスの影響による原油需要の落ち込みがこれを相殺するかたちで前年並みに推移。自動車船、コンテナ船市況は低調に推移した。

今期は、10隻あまりを新たにと投入する予定であるものの、為替レートを円高予想としていることから売上高は12.3%減の385億円に留まり、営業利益は入渠隻数の倍増などにより74.3%減の14億円となる見通し。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高43,881 [3%]32,776 [3.6%]21,090 [5%]10,628 [5.2%]
営業利益5,444 [10.5%]4,113 [11.7%]2,069 [7.1%]1,268 [6.8%]
最終利益1,719 [-16.1%]1,517 [-10%]668 [-29.7%]451 [-2.4%]
売上高営業利益率12.4%12.5%9.8%11.9%