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東洋埠頭、倉庫・国際増収も営業経費が利益圧迫

2020年5月19日 (火)

財務・人事東洋埠頭が19日に発表した2020年3月期の連結決算によると、売上高は倉庫と国際物流がけん引し、1.8%増収となる347億3100万円だったが、営業利益は国内物流の営業経費が収益を圧迫し、15.5%減益の14億5700万円となった。

倉庫部門は、平均保管残高が前期から1万トン増えて30万トン、入出庫数量も1万トン増えて363万トンだった。バナナなどの輸入青果物が減少したものの、食品・紙・穀類などの取り扱いが増加したことで、前期比2.9%の増収となった。

堅調に推移した国際物流部門はロシアの倉庫事業拡大が奏功し、11.9%の増収、18.9%の増益と業績に貢献した。

当期は19年4月に発生した川崎支店のベルトコンベア火災により、関連施設の撤去などの損失を計上したが、保険金でこれを補い、業績に大きな影響はなかった。

今期は売上高340億円(2.1%増)、営業利益14億円(4%減)、経常利益16億円(7.4%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高34,731 [1.8%]26,416 [2.3%]17,754 [2.6%]9,085 [0.3%]
営業利益1,457 [-15.5%]1,260 [-7.6%]907 [0.6%]536 [-11.8%]
最終利益1,252 [0.1%]738 [-25.9%]458 [-30.4%]182 [-60.6%]
売上高営業利益率4.2%4.8%5.1%5.9%