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東洋埠頭、1Qは営業増益「コロナの影響軽微」

2020年7月31日 (金)

財務・人事東洋埠頭が7月31日に発表した2021年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算によると、売上高は国際物流がけん引し、前年同期比0.3%減の90億6000万円を確保。営業利益は3.2%増の5億5300万円となった。

営業外収支で為替差損を計上したことにより、経常利益は8.3%減の5億8000万円となったが、前年同期に計上したような大きな特別損失がなかったことから、最終利益は倍増の3億7600万円だった。

新型コロナウイルス感染症拡大による業績への影響については、「荷動きが低迷したものの、国内総合物流事業、国際物流事業ともに軽微だった」とコメント。

倉庫部門は、平均保管残高が前期から1万トン増えて31万トンとなったが、紙類や石油化学品などの荷動きが低迷したことで入出庫数量は8万トン減って91万トンだった。

港湾運送部門は、コンテナの取扱数量が減少したものの輸入青果物や、ばら積み貨物の取扱数量は増加。自動車運送部門は、全般的な荷動きの低迷により前年同期を下回った。

堅調に推移していた国際物流部門はロシアの倉庫事業拡大が奏功し、8.4%の増収となったが、事業拡大に伴う一時費用が発生したことで減益となった。

通期は売上高340億円(2.1%減)、営業利益14億円(4%減)、経常利益16億円(7.4%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/1Q20/3/通期20/3/3Q20/3/中間
売上高9,060 [-0.3%]34,731 [1.8%]26,416 [2.3%]17,754 [2.6%]
営業利益553 [3.2%]1,457 [-15.5%]1,260 [-7.6%]907 [0.6%]
最終利益376 [106.6%]1,252 [0.1%]738 [-25.9%]458 [-30.4%]
売上高営業利益率6.1%4.2%4.8%5.1%