佐川の物流施設が生物多様性の保全でA評価

環境・CSRSGホールディングスは20日、傘下のSGアセットマックスが保有する「佐川東京ロジスティクスセンター」（東京都江東区）が、生物多様性の保全・回復に向けた取り組みを評価する「JHEP認証」を物流施設として初めて取得し、Aランクの評価を受けたと発表した。

同施設は、大規模な壁面緑化、屋上緑化、LED照明、昼光センサー、節水型トイレ、遮熱ガラス、サブ変電設備の高効率トランス使用――などの環境に配慮した設備を採用しているほか、地上部、屋上庭園、壁面、接道部をシラカシやツツジなどで覆い、施設全体で6226平方メートルの緑化を実現。生物多様性に配慮した街づくりに貢献している。

JHEP認証は日本生態系協会が発行しているもので、植生や野生の生きものにとっての住みやすさを事業前と事業後で比較し、その差を評価、ランク付けするもの。