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運搬ロボ「サウザー」をコロナ療養施設で導入検証

2020年5月21日 (木)

調査・データDoog(ドーグ、茨城県つくば市)は20日、大分県が実施した新型コロナウイルス宿泊療養施設向けの無人配送ロボット導入検証に、物流現場などで使用される運搬ロボット「サウザー」を無償提供したと発表した。

同ロボットは、5月20日から当面の間、大分県の軽症者受け入れ施設である「杜の湯リゾート」で入居者向けの弁当配送や廃棄物回収に従事する。今回の取り組みは、スタッフの感染リスクと精神的な負担の両方を軽減するものとして効果が見込まれており、同社は行政からの要請に基づくプロジェクトであることから、ロボットの無償貸与を決定したという。

(出所:Doog)

このプロジェクトでは、サウザーのベースユニットと技術情報を製造元のドーグが提供し、販売事業者のciロボティクスがカスタマイズとアプリ開発を担当。現場での事前検証を経て、今回の導入検証に至った。

同社はこのほか、シンガポールの子会社が政府の要請を受け、サウザーに消毒液噴霧器を取り付けて提供するなど、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた取り組みを進めており、今後もさまざまな現場の課題解決に向けてプロジェクトを推進していくという。

協働運搬ロボ「サウザー」から消毒噴霧ロボを開発