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カルビー、広島新工場建設へ県と10万m2立地協定

2020年5月25日 (月)

フードカルビーは25日、広島市佐伯区で新工場を建設するため、20日に県と立地協定を締結した、と発表した。2023年4月に着工し、24年4月の操業開始を目指す。

建設予定地は広島港五日市地区の新規造成地に位置し、その面積は同社最大規模の10万平方メートル。廿日市市でポテトチップスなどを生産している「広島西工場」の機能を新工場に移転・拡張し、商品需要の拡大や労働力不足に対応する。また、スナック生地などを生産している「広島工場」(廿日市市)の機能については、37年以降に新工場に移転・集約する。

創業地である広島の新工場では、自動化設備と省エネ機器を導入し、生産効率の向上と環境負荷の低減に取り組むほか、人材育成や顧客とのコミュニケーションの場としても活用する。

また、既存商品の生産だけに留まらず、先端テクノロジーを活用した技術開発や商品開発も手掛け、同社グループ全体の生産力を増強する。

■建設予定地

新工場の概要
所在地:広島市佐伯区五日市港1丁目
敷地面積:10万平方メートル
投資額:土地37.8億円、建物未定
着工:2023年4月
操業開始:2024年4月(広島西工場の移転・拡張)
主な製造商品:ポテトチップス、スナック、新規事業の製品