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ケンコーコム、クラウド上にSAP ERPを導入

2012年9月11日 (火)

メディカル健康食品や医薬品などをインターネットで販売するケンコーコムは11日、国内で初めてクラウドサービス「アマゾンウェブサービシズ」(AWS)上に統合基幹業務パッケージ「SAP ERP」を導入し、8月から本格稼動させたと発表した。NTTデータソルフィスの導入支援を受けた。

 

ケンコーコムは、東日本大震災を機に安定的事業運営を目指して、オンプレミス(自社運用)のサーバーシステムからクラウド対応のシステム構築に着手。2011年内にAWSへの移行を完了した。

 

商品数・顧客数の増加に伴い拡大している業務の効率化と安定化を図るため、企業全体を統合的に管理する基幹システムとなるSAP ERPの導入を進めていた。

 

AWS上へのSAPRERP導入は、リスク分散・BCPという意図だけではなく、ケンコーコムの速いビジネススピードに合わせた選択で、業務の効率化と安定化を図り、今後の成長・業容拡大にも早く対応していく。

 

今回のシステムは、SAP ERPを中核としてベストプラクティス、テンプレート、導入のノウハウを一つにしたパッケージの「SAPビジネスオールインワン」という形で導入しており、NTTデータソルフィスのテンプレート「専門商社向けモデルシステム」(BMT)が使用されている。