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コロナ影響で自動車部品の輸送量半減、JR貨物・5月

2020年6月16日 (火)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が16日に発表した輸送動向によると、5月の輸送量はコンテナが前年同月比20%減の131万トン、車扱が同23.2%減の43.4万トンで、合計輸送量は前年同月実績を20.8%下回る174.4万トンとなった。

コンテナは、新型コロナウイルスによる生産低迷の影響を受け、自動車部品が49.6%減、紙・パルプが29.7%減、家電・情報機器が29%減、その他工業品が26.4%減となった。農産品・青果物は外食産業向けの需要が減少した影響で、主に九州からの玉葱の発送が低調に推移した結果、25.3%の減少。食料工業品は外食産業でのビールの輸送が低調で19.1%減少した。積合せ貨物は4.1%減と、企業間輸送減少の影響を受けたが、消費者向けの取引などにより他品目に比べると下げ幅が少なかった。

車扱は、緊急事態宣言に伴う外出自粛の影響で、ガソリンを中心とした石油の需要が大きく減少した影響で19.6%減少した。