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ZMP、ロボット配送の公道実証に自動追従台車投入

2020年6月18日 (木)

▲キャリロ(出所:ZMP)

ロジスティクスZMPは、内閣府主導の「自動走行ロボットを活用した配送に向けた官民協議会」で宅配ロボット「デリロ」の活用を提案し、公道実証実験に向けた調整に取り組んでいるが、このプロジェクトに「キャリロ」による自動追従走行を追加する。

キャリロの自動追従走行は、先導する人間が前方を歩くだけで一度に数台分の台車を搬送できるのが特徴。最大600キロまでけん引できるため、カゴ台車やスリムカートなどを連結すれば、荷姿や重量を気にせずに大量の荷物を搬送することが可能となる。また、人が周囲の状況に配慮しながら運用することで安全も確保できる。

▲自動追従走行の様子(出所:ZMP)

同社では、今夏から実施される予定の実証実験で、マンションや戸建て住宅への配送に自動追従走行を活用するほか、コンビニエンスストアや小売店舗への商品配送にカゴ台車を連結したキャリロを投入し、実用化に向けた課題を抽出する。

今後は、自動配送ロボットの公道走行に関する規制緩和や法整備の状況を見守りながら、段差を乗り越える走破性などを向上させた屋外走行仕様のロボット開発を進めていくという。