ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

都内PCR検査場にコンテナホテルを輸送、デベロップ

2020年6月23日 (火)

話題コンテナを使用したホテル建築を手掛けるデベロップ(千葉県市川市)は、九段下仮設診療所(東京都千代田区)の検査体制を強化するため、23日に栃木県足利市から「レスキューホテル」を輸送する。

「レスキューホテル」は、平時にコンテナホテルとして運営される客室を、災害時に被災地に速やかに移設するソリューションの名称。車輪のついたシャーシ上にコンテナを配置したまま運営する「車両型」と、コンテナをシャーシから下ろし、地面に固定して運営する「建築型」があり、今回は「車両型」が東京都千代田区に輸送される。

▲「レスキューホテル」の内部

同社では、4月に長崎県のクルーズ船、6月に東京都三鷹市のPCR検査センターに「レスキューホテル」を出動させており、迅速な設置と居住性が政府や自治体関係者に高く評価され、今回の利用につながった。

九段下仮設診療所(東京都千代田区)は、広場にテントを設置して開設したものだったが、23日からは一部のテントを撤去し、2室の「レスキューホテル」を診療用と医療従事者控室用として使用。診療環境を改善し、2021年3月まで夏季や冬季を通じて問題なく診療活動が行える体制を整備する。