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点呼を全く実施せず、平野物流に事業停止30日

2020年6月30日 (火)

行政・団体中国運輸局は6月30日、平野物流の本社営業所(広島県呉市、配置車両数3台)に対し、30日間の事業停止命令を行ったと発表した。

同局は、平野物流から自動車事故の報告があったことから、2019年10月9日と同月30日に監査を実施。同社が全運転者に対して点呼を全く実施していないことを確認したため、30日間の事業停止と延べ70日間の車両停止処分を下した。

同社は、点呼のほか、運転者台帳の作成、過労運転防止措置、運転者に対する指導監督、管理者講習・研修の受講、運送約款の掲示――などに関する合計11件の違反により、違反点数37点が付された。

通常であれば、累積違反点数が30点以下の事業者に37点が付された場合は、7日間の事業停止となるが、今回は特に悪質とされる「点呼を全く実施していなかった場合」に該当するため、30日間の事業停止となった。

同社の本社営業所は、6月30日から7月29日まで事業を停止し、7月30日から10月7日まで配置車両3台のうち1台の使用を停止する。